8月15日、「第6回 WBSC U-15 ワールドカップ」(コロンビア・バランキージャで8月16日から25日)で初優勝を目指す侍ジャパンU-15代表が公式練習を行い、オープニングラウンド初戦となるドミニカ共和国戦(日本時間17日9時)に向けて2時間弱、汗を流した。
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前日に30時間を超える移動を経て現地入りした選手たちは、さっそく会場となるエドガーレンテリアスタジアムで、時差ボケの解消や体をほぐすことを目的とした練習を約1時間行い、一夜明けたこの日の公式練習では、シートノックやフリー打撃、投球練習で翌日の初戦に備えた。フリー打撃では、ドミニカ共和国ら世界の列強の剛腕対策としてマウンドの数メートル前から、井端弘和監督や北川利之コーチが速球を投げ込んだ。
井端監督は「中には150キロを投げる投手もいると聞くので、そこも想定して体感してもらおうと思いました」と意図を明かした。練習を振り返ると「時差や移動の疲れもあって、まだ動きは鈍かったですが、今日ひと汗かいたので明日は万全で行けると思います」と率直に語った。
開幕投手に指名したのは身長189センチから最速140キロを投げ込む大型左腕・川本晴大(東京城南ボーイズ)。「勝つことがもちろん前提ですが、スケールの大きい投手になって欲しいので、逃げずに持ち前のストレートを投げ込んで欲しいなと思います」と期待をかけた。また川本も「海外の打者をストレートでねじ伏せる投球をしたいです」と頼もしく答えた。
大型選手が揃いアメリカ大陸予選準優勝の強敵だが、井端監督は「お互い初戦で硬さは出ると思いますが、投手中心に守り、終盤勝負できれば勝機があるのかなと思います」と鍵を挙げた。
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過去最高は2016年の第3回大会の準優勝で、前回大会は4位。MLB球団が契約できるのは16歳からということもあり、各国・地域のトップレベルの選手たちが惜しみなく集まる大会での世界一に向けた壁はとても高いが、初の快挙に向けて果敢に挑む選手たちの姿に期待したい。
選手コメント
川本晴大(東京城南ボーイズ)
「昨日練習して、時差ボケや体調はだいぶ良くなりました。ホテルでも仲間たちと楽しく過ごしています。初戦の先発は昨日聞きました。びっくりしましたが、だんだん実感が湧いて、嬉しい気持ちです。攻めの投球をしたいです」
新井悠河(藤岡ボーイズ)
「(直前合宿の初日に自ら立候補し主将に就任)合宿前から立候補制ならやろうと決めていました。最初は少し日和って周りを見てしまったのですが、誰も挙げなかったので手を挙げました。緊張は直前でしてくると思うので、ほど良い緊張感で冷静に戦いたいです。チームもだいぶまとまってきているので、主将として先頭に立って戦いたいです」
第6回 WBSC U-15 ワールドカップ
大会期間
2024年8月16日~8月25日
オープニングラウンド(グループA)
8月17日(土)9:00 日本 12 - 9 ドミニカ共和国
8月18日(日)5:00 イタリア 3 - 8 日本
8月19日(月)9:00 コロンビア 3 - 14 日本
8月20日(火)5:00 日本 14 - 0 グアム
8月21日(水)0:30 日本 4 - 2 プエルトリコ
※開始時刻は日本時間(コロンビア:時差-14時間)
スーパーラウンド
8月23日(金)5:00 日本 5 - 6 チャイニーズ・タイペイ
8月24日(土)5:00 日本 6 - 1 メキシコ
8月25日(日)5:00 日本 7 - 2 ニカラグア
※開始時刻は日本時間(コロンビア:時差-14時間)
決勝
8月26日(月)9:00 日本 7 - 6 プエルトリコ
※開始時刻は日本時間(コロンビア:時差-14時間)
開催地
コロンビア(バランキージャ)
出場する国と地域
グループA
日本、ドミニカ共和国、プエルトリコ、コロンビア、イタリア、グアム
グループB
メキシコ、チャイニーズ・タイペイ、ベネズエラ、オランダ、ニカラグア、南アフリカ