10月6日(火)、10月8日(木)~12日(月・祝)に静岡県・伊豆市の志太スタジアムで開催される「第8回BFA U-15アジア選手権」に参加する「侍ジャパンU-15代表」が市内のホテルで公式会見を行った。
会見には伊藤 将啓監督(千葉ファイターズ監督)と、キャプテンの椿原 塁(宮崎県門川町立門川中・内野手)、小寺 智也(西京ビッグスターズ・投手)(京都府京都市大枝中)、阿部 大夢(宮城県仙台育英学園秀光中・捕手)が出席。
まず、侍ジャパンでは初采配を執る伊藤 将啓監督が「中学球児に夢や希望を与えられるような結果を残して、次に繋げられるような大会にしたいと思っています」と決意を述べると、続いてマイクを握った主将・椿原 塁は、「侍ジャパンには自分だけの力で選ばれた訳ではない。周りの多くの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。チームの先頭に立って、チーム1人1人の役割をしっかりと果たせるように引っ張っていきたい。いい雰囲気で野球ができればと思います」とチームリーダーの自負を示した。
また、伊藤監督からも重要な試合を担うことを示唆されている小寺 智也投手は、「ボールが軟式からKENKO WORLD BALL A(通称、KWBボール)に変わるところが課題だが、コントロールだけでなく、変化球やバッティングも頑張っていきたい」と抱負を語れば、扇の要を守る阿部 大夢捕手も「全員で力を合わせて勝ちにこだわって、勝つために準備していければと思う。『アジア制覇』は、自分たちの責任だと思っている」と、勝利への強いこだわりを見せた。
なお、大会は「KENKO WAORLD BALL A」を使用球とし、7イニング制(3回以降20点差・5回以降10点差でコールドゲーム)・延長戦なしで勝利チームには勝ち点2・引き分けチームには勝ち点1・負けチームは勝ち点0を与える勝ち点制。参加6チームによる総当り戦(シングル・ラウンド・ロビン方式)で開催。侍ジャパンU-15代表は10月8日(木)11時30分開始の韓国戦を皮切りに、パキスタン、タイ、中国、最後は2012年に開催された前回大会覇者・チャイニーズ・タイペイ戦の順で5連戦を行う。
8月に行われた2泊3日の合宿を経て、10月4日(日)から決戦の地・伊豆に集結し最終調整に励む侍ジャパンU-15代表。優勝した2008年・第5回大会以来となる日本開催における大会2度目の制覇へ向け、どのような戦いを演じてくれるか注目したい。