7月12日(火)から開催される「第40回 日米大学野球選手権大会」。 各大学の記者が、普段から取材している侍ジャパン大学代表選手を紹介します! 今回は、東京六大学リーグで本塁打王、ベストナインを獲得した捕手・牛島将太選手(明治大学)です。
牛島 将太(明治大学)
明大スポーツ新聞部提供 文=尾藤泰平
今春、東京六大学リーグでブレイクした男が、日の丸の要を担う。明大で正捕手を務める牛島将太は強打の捕手として今春の東京六大学リーグ戦では打率3割2分7厘、5本塁打、13打点をマークし、本塁打王とベストナインを獲得した。守備では巧みなリードでリーグトップの防御率1.83を記録した投手陣をアシスト。攻守にわたる獅子奮迅の活躍で優勝に大きく貢献した。
今大会の代表チーム団長であり、明大で指揮をとる善波達也監督も「いい意味で期待を裏切ってくれた。大成長だった」と賞賛した。
近くのお手本を見て育った。昨年まで明大には、阪神タイガースのドラフト2位ルーキー・坂本誠志郎がいた。そのため出場機会こそほとんどなかったが、寮では同部屋になるなど、間近で多くのことを学んだ。「キャッチャーは私生活もキャッチャーって言うじゃないですか。(坂本は)色々な人に話を聞いて自分に生かしていた。そういうことを学べたかなと思う」と牛島。春の飛躍の一因に、先輩の存在は確かにあった。
その坂本は昨年の大学代表キャプテン。ユニバーシアード金メダルに輝いたチームをけん引した。世代が変わり今年の明大の捕手として、堂々の代表入りを果たした牛島。国際試合の舞台でも、偉大な先輩に続けるか。
第40回 日米大学野球選手権大会
大会概要
出場選手
全日本大学野球連盟 公式サイト(外部サイト)
大会結果
第1戦 7月12日(火) 日本 2 - 1 アメリカ
第2戦 7月13日(水) アメリカ 0 - 1 日本
第3戦 7月15日(金) 日本 0 - 1 アメリカ
第4戦 7月16日(土) アメリカ 10 - 2 日本
第5戦 7月17日(日) 日本 5x - 4 アメリカ
大会期間
2016年7月12日~17日(※予備日7月18日)
会場
7月12日(火)、13日(水)ハードオフエコスタジアム新潟(新潟)
7月15日(金)明治神宮野球場(東京)
7月16日(土)、17日(日)草薙球場(静岡)
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