7月12日(火)から開催される「第40回 日米大学野球選手権大会」。各大学の記者が、普段から取材している侍ジャパン大学代表選手を紹介します。今回は、北のサイド右腕、水野滉也投手(東海大学北海道キャンパス)です。
水野 滉也(東海大学北海道キャンパス)
東海スポーツ編集部提供 文=下山充樹
北のサイド右腕が米国打線に挑む。 今季の札幌学生春季リーグ戦では5勝、防御率0.21をマークし最高殊勲選手賞を獲得。チームの優勝に大きく貢献した。6月に行われた全日本大学野球選手権では2試合に先発し、1回戦の環太平洋戦では3失点完投勝利。2回戦の立命館大戦では毎回となる16個の三振を奪う。両試合とも、抜群のスタミナで140球以上投げ完投した。
直球と変化球のコンビネーションで相手をほんろうするピッチングが武器。1年時に最速135km/hだった直球は、ウェイトトレーニングにも積極的に取り組み、147km/hまでアップ。直球でカウントを有利にし、キレのあるスライダーやフォークで三振の山を築いた。横井一輝日本代表監督は、「変化球もよく、変則的なフォームも魅力。満場一致で選出した」と絶賛した。
昨年の全日本大学野球選手権では2回戦の早稲田大戦で先発を任されたが、3回途中で降板という悔しい結果に終わった。「1年間、ずっとあの試合を忘れずにトレーニングをやってきた」と振り返る。その思いが今季の成長につながった。
「自分の力がどれくらい通用するか楽しみ」と燃えている。米国打線をその右腕で手玉にとることができるか、注目だ。
第40回 日米大学野球選手権大会
大会概要
出場選手
全日本大学野球連盟 公式サイト(外部サイト)
大会結果
第1戦 7月12日(火) 日本 2 - 1 アメリカ
第2戦 7月13日(水) アメリカ 0 - 1 日本
第3戦 7月15日(金) 日本 0 - 1 アメリカ
第4戦 7月16日(土) アメリカ 10 - 2 日本
第5戦 7月17日(日) 日本 5x - 4 アメリカ
大会期間
2016年7月12日~17日(※予備日7月18日)
会場
7月12日(火)、13日(水)ハードオフエコスタジアム新潟(新潟)
7月15日(金)明治神宮野球場(東京)
7月16日(土)、17日(日)草薙球場(静岡)
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