7月12日(火)から開催される「第40回 日米大学野球選手権大会」。 各大学の記者が、普段から取材している侍ジャパン大学代表選手を紹介します。今回は、立教大学で先発の軸として活躍の田村伊知郎投手(立教大学)です。
田村 伊知郎(立教大学)
立教スポーツ編集部提供 文=唐澤 大
立大が誇る剛腕・田村伊知郎が世界の舞台に挑戦する。最速150㌔の直球を軸に、今春は東京六大学リーグ2位タイの4勝を挙げ、防御率は1.52(同2位)。まさに先発の軸として、チームの5季ぶりのリーグ2位に貢献。最終週の明大戦では3連戦全ての先発マウンドを託され、名実共に投手陣の柱となった。
「自分は器用なタイプじゃない」と自らを評する田村。緻密な制球力や変化球でかわすタイプの投手ではない。「攻める気持ちがなくなったら、投手として終わり」という野球観が彼を突き動かす。試合を左右する局面では、一球ごとに雄叫びをあげ全力投球。まさに真っ向勝負で打者に向かっていくその姿勢が、投手・田村伊知郎の真骨頂だ。
私生活では、まさに優等生。熱心に野球に打ち込む傍ら、学業も手を抜かない。3年次までに学部の卒業に必要な単位数を取得。そんな彼の人間性は誰もが評価するところで、200人超の大所帯を率いる立教大学野球部副将を任されるのもうなずける。
4年目にして、初の代表選出。「勝利のために、自分の役割を果たすだけ」。どんな活躍をしても、謙虚な姿勢を貫いてきた田村。彼が日の丸を背負って果たす役割は、必ずやチームに欠かせないものになるはずだ。
第40回 日米大学野球選手権大会
大会概要
出場選手
全日本大学野球連盟 公式サイト(外部サイト)
大会結果
第1戦 7月12日(火) 日本 2 - 1 アメリカ
第2戦 7月13日(水) アメリカ 0 - 1 日本
第3戦 7月15日(金) 日本 0 - 1 アメリカ
第4戦 7月16日(土) アメリカ 10 - 2 日本
第5戦 7月17日(日) 日本 5x - 4 アメリカ
大会期間
2016年7月12日~17日(※予備日7月18日)
会場
7月12日(火)、13日(水)ハードオフエコスタジアム新潟(新潟)
7月15日(金)明治神宮野球場(東京)
7月16日(土)、17日(日)草薙球場(静岡)
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