第2回 WBSC U-23ワールドカップの開幕を前日に控え、試合の会場であるEdgar Renteria Stadiumに、Aグループの全チームの監督と中心選手1名が揃い、公式記者会見を行った(飛行機の都合で来場できなかったオランダを除く)。日本チームからは稲葉監督と主将の内田(楽天)が出席した。
稲葉監督はチームの軸となる選手として、種市投手(ロッテ)、近藤投手(楽天)、内田選手(楽天)の名前を挙げながら、守り勝つ野球をテーマに掲げた。また、「この大会にはとにかく勝ちたい」「前回優勝しているので、当然今回も優勝を狙う」「前回と監督、コーチ、選手が違うが、新たに世界一を目指して挑戦していく」とトップチーム監督就任依頼、勝ちにこだわる姿勢を前面に押し出す発言を繰り返すとともに、「日本人は結束力が強く、1試合にかける思いが勝利となって表れている。ライバルはすべてのチーム。1戦1戦、全てを出して戦っていく」と、こちらもモットーである結束力の強さを集まった各国のメディアにアピールした。
前回優勝チームのキャプテンに対する注目度も高く、内田は会見終了後、地元メディアに囲まれ「チームの勝利に貢献できるように頑張る。チーム一丸となって全ての試合を大事に戦う。」と話した。
公式記者会見に引き続き、15時30分からグラウンドで実施された練習では30度を超す気温の中、各自が順調にメニューを消化し翌日の南アフリカ戦への調整を行った。ブルペンでは先発投手として起用される種市(ロッテ)、山﨑(オリックス)、中盤以降を任されることになりそうな塹江(広島)、鈴木(オリックス)、成田(ロッテ)、水野(YAMAHA)、永井(広島)が試合前日でもあり、熱のこもった投球を行っていた。
明日は南アフリカとの初戦に臨むU-23代表。目標である2連覇を達成するためにも、是が非でも初戦は取りに行きたい。
選手コメント
塹江敦哉投手
「国際大会、日の丸を背負わせてもらっている。しっかり頑張ってチーム一丸となって優勝をしたい。前回大会も出場したが、力を出せず悔しい思いもした、同じ舞台に立てているので、今回はチームに貢献できるようにと思いながら合宿からやってきている。しっかり自分の力が出せるように準備をしていきたい」
山﨑颯一郎投手
「調子は悪くもなく、良くもなく、いつも通り。負けてはいけないと感じているが、変に力んだりすると自分のベストパフォーマンスができないので、試合にはいつも通りの自分で臨みたい。自分のピッチングができれば抑えられるかなと思っている」
安田尚憲選手
「コロンビアで2日間練習してだいぶ感じはつかめてきた。1戦目から勝つことを意識して優勝目指して頑張りたい。一発勝負で知らない投手との対戦、積極性持ってやっていきたい。最年少なので元気出して、明日の試合でもベンチから声を出してチームを盛り上げたい」
第2回 WBSC U-23ワールドカップ
大会期間
2018年10月19日~10月28日
オープニングラウンド
10月20日(土)5:00 日本 13 - 0 南アフリカ
10月21日(日)0:00 チャイニーズ・タイペイ 1 - 3 日本
10月22日(月)0:00 日本 7 - 2 メキシコ
10月23日(火)0:00 日本 5 - 0 オランダ
10月24日(水)10:00 コロンビア 2 - 7 日本
※開始時刻は日本時間(コロンビア:時差-14時間)
スーパーラウンド
10月26日(金)0:00 日本 3 - 2 韓国
10月27日(土)5:00 日本 6 - 3 ベネズエラ
10月28日(日)0:00 日本 4 - 0 ドミニカ共和国
※開始時刻は日本時間(コロンビア:時差-14時間)
決勝
10月29日(月)9:00 日本 1 - 2 メキシコ
※開始時刻は日本時間(コロンビア:時差-14時間)
開催地
コロンビア(バランキージャ)
出場する国と地域
グループA
日本、メキシコ、チャイニーズ・タイペイ、オランダ、コロンビア、南アフリカ
グループB
韓国、オーストラリア、プエルトリコ、ベネズエラ、ドミニカ共和国、チェコ