12月3日、来夏に日本で行われる第43回日米大学野球選手権大会に向けた侍ジャパン大学代表候補選手強化合宿の最終日となる3日目が行われた。
この日は雨天のため、愛媛県松山市の松山坊っちゃんスタジアムのブルペンやトレーニングルーム、室内練習場で約1時間半の練習が行われた。投手陣は希望者がブルペンに入り、それ以外の選手はトレーニング、野手陣は打撃練習やノックで汗を流した。
短い時間ではあったが、この日も選手間での意見交換をする光景が多く見受けられ、全国から一堂に会した合宿は充実したものとなった。
今年の日米大学野球とハーレムベースボールウィークに召集された選手以外の36選手と経験者である藤野隼大(立教大)佐藤都志也(東洋大)海野隆司(東海大)の3捕手で行われた今回の合宿。ここで受けた大きな刺激を持ち帰り、来年にさらなる成長した姿を見せてくれることに期待したい。
監督・選手コメント
生田勉監督
「可能性を感じる能力の高い選手が多くいたのは大収穫です。左投手は早川くん(隆久、早稲田大)を中心にリーグ戦以上の力を出している選手が何人もいましたし、右打者は郡司くん(裕也、慶應義塾大)、赤尾くん(光祐、東海大北海道)ら振る力のある選手が何人かいました。バランスの良いチーム作りをしていきたいです。公式戦が終わり授業中心の時期の割には皆さん体が動いていて良い合宿になりました」
佐藤都志也(東洋大)
「(主将役を任されて)経験をさせてもらっている分、初めての選手たちにベストのプレーをしてもらいたくて積極的に声をかけました。後輩・同期関係なく僕からもいろんなことを聞けたので、自分のモノにしていきたいです」
中山智隆(小樽商科大)
「(札幌学生2部リーグから抜擢され)自分にとってはすごく良い機会でいろんな人のプレーを吸収しようと思ったので充実した3日間となりました。みんなしっかり目標をやっていたので、その辺りに差を感じたので見つめ直していきたいです」