6月21日、侍ジャパン大学代表の選考合宿が神奈川県のバッティングパレス相石スタジアムひらつかで始まった。全国の大学から集まった49選手が練習や測定を行った。
今回のメンバーの中から選出された24名が、7月16日から始まる第43回 日米大学野球選手権大会に出場する。
天候にも恵まれ予定通り13時から始まった練習は、ランニングやアップを終えた後、投手と野手に分かれた。野手はシートノックやフリー打撃、30・50m走と打球速度の測定、投手は50m走と投球の回転数・回転軸の測定、22日の紅白戦(2イニングずつの登板予定)に向けて調整を行なった。
最後に野手陣が行なった盗塁練習では、渡部健人(桐蔭横浜大)の巨体に似合わぬ好走で全員が盛り上がったように、初日とは思えないメリハリのある練習が行われ、生田勉監督も「例年よりも元気がありましたね」と目を細めた。
2日目は特別ルールの紅白戦3試合20イニング(各投手が2イニングずつ登板)が行われる予定となっている。
監督コメント
生田勉監督
「(昨年から行なっている測定に関して)去年のデータと見比べながら良いデータを取ることができました。投手は去年、松本くん(現西武)や甲斐野くん(ソフトバンク)が図抜けた数値だったのですが、今年も近い数値の投手がいました。足の速い選手もたくさんいましたね。“なぜこの選手たちを選んだのか?”を明確にしようというチャレンジです。
練習を始める前には、一つひとつの数値を取っているので“全力でプレーをしなくて外れた選手もいること”や“どこでチャンスがあるか分からない”ということは伝えました。代表選手としてふさわしい人格・品格も求めているので、そうしたことが良い雰囲気の練習に繋がったと思います」