7月13日、第43回日米大学野球選手権大会に向けた直前合宿4日目がバッティングパレス相石スタジアムひらつかで行われた。この日は軽めの調整のみで、午後には第1戦(7月16日)の舞台である愛媛県松山市へ移動。空港到着後には歓迎セレモニーも行われた。
また練習後には侍ジャパントップチームの稲葉篤紀監督が訪問。「誇りと自覚と責任感を持って、みんなで野球界を引っ張っていって欲しい」と大学代表を激励し、全スタッフ・選手と握手を交わした。さらにその後には日米大学野球に向けて記者会見が行われるなど、いよいよ開幕に向けて機運が高まってきた。
14日は、第1戦の会場となる松山坊っちゃんスタジアムに隣接するマドンナスタジアムにて、広島二軍との練習試合が行われる予定となっている。
侍ジャパントップチーム・稲葉篤紀監督
激励を終えて
「素晴らしい選手ばかりなので、もっともっと上を目指してレベルアップに繋げて欲しいという思いを込めました。私自身もこの大会を経験して、自らのレベルを知ることもできましたし、自信や責任感も生まれました。強敵相手ではありますが、選手たちには自分の持っているもの・やってきたことを出して、立ち向かっていって欲しいです」
第43回 日米大学野球選手権大会 出場記者会見
生田勉監督
「“こういう野球をしたい”と事前に伝えた中で選手たちがしっかり準備をしてきてくれたので良い練習と試合ができています。(昨年から代表監督を務め)2年間の集大成。様々なデータを取り続けて、“なぜ?”という部分を数字で解析してきました。大学米国代表の映像も入る中で研究もできています。日本人の凄さ、日本野球の強さを見せられる手応えを持っています」
篠原涼主将(筑波大)
「5試合ありますが、まず初戦で勢いを持って来られるように準備していきたいです。大学米国代表に負けていないと思っているので、(見上げるのでなく)押しつぶすくらいの気持ちで勝ちたいです。みんなで元気に良い動きができていますし、試合でも各自が必要な声や勇気づけられる声を出せています」
森下暢仁(明治大)
「(3年連続の代表入りで)昨年、一昨年と勝ち越せていないので、地元開催の今年は何がなんでも勝ち越して、みんなと喜びを分かち合いたいです。魂込めて一球一球投げたいです。自分の持っているものを出せる投球ができれば抑えられると思っています」
佐藤都志也(東洋大)
「去年は勝ちきれない悔しい試合が多かったので、試合が終わる時に1点でも多く取れているように、ミスをなるべく無くしていきたいです。塁間のタイムなども細かく計測し、生田監督の求められる野球ができる選手たちが集まっています。5連勝できるよう戦っていきたいです」