10月22日、ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019「日本 vs カナダ」(10月31日、11月1日)とプレミア12(日本出場のグループBは11月5日開幕)に向けた侍ジャパントップチームの宮崎合宿の2日目の練習がサンマリンスタジアム宮崎で行われた。
この日は合宿に参加している6投手全員がブルペン入り。今永昇太(DeNA)は大会使用球に関して「カットボールは滑って、思ったように制球ができなかったので、投げきる(腕を振りきる)イメージの方がいいかもしれません」と率直な感想を語った。
また大野雄大(中日)はプレミア12に向けて「打者有利のカウントでは3Aクラスの選手やメキシコ選手は打ち返してくると聞いたので気をつけたいです」としながらも、「普通のカウントではストレートで押していきたいです。ストレートがあって変化球も生きてくるので」と自らのスタイルは崩さずに投げていく意向を明かした。
野手陣は午前中にノックで軽快な動きをし、フリー打撃では快音を響かせるなど順調な仕上がりぶりを各選手たちが見せた。源田壮亮(西武)は踏み込む右足の膝の使い方を確認し、山田哲人(ヤクルト)は「まだ仕上がっていないので、とにかくキレを出していけるようにしたい」と課題を見つめながら打ち込んだ。
宮崎合宿3日目となる24日もサンマリンスタジアム宮崎で10時から練習を行う予定となっている。また同球場で25日に日本ハム戦、26 日にオリックス戦(ともに12時半開始予定)を行って宮崎合宿を打ち上げ、沖縄に移動する予定だ。
監督・選手コメント
稲葉篤紀監督
「(投手陣は)まだ調整段階ですが、みんな良い球を投げていましたね。(野手陣も)みんな精力的に特打もしてくれていますし、選手同士でコミュニケーションも取っている。11月5日のプレミア12初戦までに合わせてくれると思っています」
會澤翼(広島)
「徐々に調子を上げることができています。(ブルペンでは)初めて組む投手を優先して受けました。みんなコントロールが良くて、ウィニングショットもたくさん持っていますね。チームのためにやるだけ。コミュニケーションを取っていくことが大事だと思います」
山田哲人(ヤクルト)
「どこを任されてもやってやるぞという気持ちです。不安は一切ありません。世界一になれるし、ならないといけないチーム。期待に応えられるよう一球一球を集中していきたいです」
第2回 WBSC プレミア12
大会期間
2019年11月2日~11月17日
オープニングラウンド
11月5日(火)19:00 日本 8 - 4 ベネズエラ
11月6日(水)19:00 日本 4 - 0 プエルトリコ
11月7日(木)19:30 チャイニーズ・タイペイ 1 - 8 日本
※開始時刻は日本時間(台湾:時差-1時間)
スーパーラウンド
11月11日(月)19:00 日本 3 - 2 オーストラリア
11月12日(火)19:00 日本 3 - 4 アメリカ
11月13日(水)19:00 日本 3 - 1 メキシコ
11月16日(土)19:00 日本 10 - 8 韓国
※開始時刻は日本時間
決勝
11月17日(日)19:00 日本 5 - 3 韓国
※開始時刻は日本時間
開催地
日本、台湾、韓国、メキシコ
出場する国と地域
グループA
メキシコ、アメリカ、オランダ、ドミニカ共和国
グループB
チャイニーズ・タイペイ、日本、ベネズエラ、プエルトリコ
グループC
韓国、キューバ、オーストラリア、カナダ