12月18日、稲葉篤紀監督を中心とした侍ジャパントップチームのスタッフ会議が行われた。新型コロナ禍の中で、こうした機会やセ・パ交流戦も無かったが、この日はスタッフ一同で積極的な情報交換や意見共有が行われた。
主な議題は当然、東京五輪に向けた選手選考。通常の国際大会よりも少ないベンチ入りおよび登録選手24人という中でのやり繰りが必要とされ、3月9日に締め切られる第1次ロースターに向けて議論を交わした。わずかでも可能性のある選手も含めて「多めではあるが180人以上の名前を挙げて選考をしました」と稲葉監督は語った。
また、来季の東京五輪に向けての準備については「今年の日程を来年も、という方向性ではいます」としながらも、キャンプ視察は「コロナの影響も考えながらではありますが行く方向でいます」、直前合宿については「どういった調整をするかが一番かということは考えていこうと思っています」と、柔軟に対応をしていく構えだ。
社会情勢も鑑みながらではあるが、臨機応変な舵取りで東京五輪金メダルに向けて、一致団結をできるチーム作りを進めることに変わりはない。