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
「第9回 BFA U-12アジア選手権」に出場する侍ジャパンU-12代表は12月6日(火)、国内合宿地・東京を飛び立ち、中国に到着。空港からはバスで陸路2時間をかけて開催地である広東省中山市に入った。
昨日までの合宿地・東京とは打って変わって、やはりここは何もかもが違う異国の地。慣れない風景や言葉、食事にさっそく選手達は戸惑いを見せたが、仁志監督は「環境が変わって戸惑っている選手もいると思うが、もっと(文化の)異なる国はたくさんある。本番となる試合はこれから。(国際大会では)普段と違うことが今後も色々起こるから心の準備をしておいて欲しい。」とこれからの大会への備えを促した。



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
翌7日(水)には実際の開催グラウンドの1つとなる東昇鎮高級中学で早速チーム練習を実施。アップ、投内連携、シートノック、打撃練習、投球練習、ダウンをひと通りこなした。
このグラウンドは大会のメイン球場ではないが、陸上競技場の内側にあり、2面対面の野球場を1面のみ使用、外野を移動式のフェンスで囲ったもの。選手たちは思ったよりも広いという感触であった。
また、内野は赤土だが滑りやすく掘れやすい、外野の一部は陸上競技用のラバーがあったりと、日本とは異なるグラウンド状態を確かめた。

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
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打撃練習中、最初に行うバントがうまくできなかった際には、練習を止めて仁志監督自らが細かく指導。練習後のミーティングでは「自チームでは中心選手なのでバントするケースはあまりないかもしれないが、いつもは周りの選手達がバントをしてチャンスを作ってくれている。今後みんなが高いレベルで野球をしていく中で、バントが必要なケースも出て来るので怖がらずにやって欲しい」と述べるなど、大会で勝つために必要なプレーの確認も一つずつ行っている。
今大会は8日(木)の公式練習を経て、9日(金)のフィリピン戦を皮切りに予選が3試合。その後12日(月)のセミファイナル、13日(火)のファイナルと計5連戦を戦い、侍ジャパンU-12代表が大会初制覇に挑む。
第9回 BFA U12アジア選手権
大会期間
2016年12月9日(金)~12月13日(火)
グループB
12月9日(金)11:40 日本 15 - 0 フィリピン
12月10日(土)11:00 日本 11 - 1 韓国
12月11日(日)11:00 パキスタン 1 - 8 日本
セミファイナル
12月12日(月)15:00 日本 9 - 0 中国
ファイナル
12月13日(火)15:00 日本 4 - 1 韓国
※開始時刻は日本時間(中国・広東省:時差-1時間)
開催地
中国(広東省)
参加国
グループA
チャイニーズ・タイペイ、インドネシア、香港、中国
グループB
日本、パキスタン、フィリピン、韓国