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選考合宿最初の練習試合はタイブレークの末勝利 積極野球でチャレンジし続けるチームを目指す

2024年6月30日

 6月30日、「第5回 WBSC U-23ワールドカップ」(中国・紹興市で9月6日から15日)に出場する侍ジャパンU-23代表の選考合宿2日目がENEOSとどろきグラウンドで行われた。

 午前中は打撃練習などで汗を流し、午後からは7月19日に開幕する第95回都市対抗野球大会への5年連続の出場が決定している強豪・ENEOSとの練習試合が行われた。
 U-23代表候補は初回、山田拓也(東芝)、石井巧(NTT東日本)の連打で無死一、三塁のチャンスを作ると、続く髙橋隆慶(JR東日本)の併殺崩れの間に1点を先制する。
 先発マウンドを託されたのは佐藤亜蓮(TDK)。「先発を任せてもらったのはいい機会だと思ったので緊張はなかった」という言葉通り、初回を三者凡退で終えると、2回は2死から死球を与えてしまうが、後続を打ち取って2回無失点に抑えた。
 3回からは真城翔大(JR西日本)が登板するが、代わり端に連打を浴びて同点とされてしまう。さらに2四球で1死満塁とピンチを広げるが、後続を打ち取り最少失点で切り抜けた。

 幸先よく先制した攻撃陣だが、初回以降は走者を出すもののあと1本が出ずにホームが遠い展開に。3回は石井が2打席連続となる安打を放ち、さらに髙橋も安打で続くが無得点。4回は2死一、三塁とするが得点には至らなかった。
 両チームともに投手陣が踏ん張りを見せ、1対1のままU-23W杯の大会規定である7回が終わり、無死一、二塁で始まるタイブレークが実施された。

 延長8回、U-23代表候補は1死から光本将吾(東芝)が四球でつなぎ満塁とすると、小口仁太郎(Honda)の内野安打で勝ち越しに成功。さらに有馬諒(ENEOS)の押し出し四球、田浦由亮(ミキハウス)のタイムリー、髙田幸汰(日本生命)の2点タイムリーでこの回6点を奪った。
 その裏、7回から登板していた山越健司(鷺宮製作所)が先頭打者に四球を与えて無死満塁とし、内野ゴロを2本打たれて2点を返されたがヒットは許さず。7対3で勝利を収めた。

 チームが掲げる10得点には届かなかったが、川口朋保監督は「ランナーが出るけどその後が続かないというケースはよくありますから。チームとしてマイナスに受け取るのではなく、こんなこともあるので、あと1本出していこうという風に前向きに持っていけるようにしたいですね。声が出るように意識付けできれば、もっとチームとして良くなるのではないかなと思います」と、さらなる成長ポイントも見つかった収穫のある一戦となった。

 練習終了後は「侍ジャパン野球健康診断」(※)を実施。合宿に参加している全選手が受診した。
※選手の肩や肘などの故障に悩む選手が多数いる現状を踏まえ、NPBエンタープライズがアマチュア野球の代表組織である一般財団法人全日本野球協会(BFJ)に協賛し、日本代表の各世代の合宿などで実施されている。

 合宿3日目となる7月1日は侍ジャパン大学代表との練習試合が、バッティングパレス相石スタジアムひらつかで10時から行われる予定となっている。

監督・選手コメント

川口朋保監督

「昨日ミーティングで話した“ファーストストライクをしっかり振る”“ベルト付近の少し浮き上がってくる高めのボールをしっかり振る”という部分を積極的にやってくれる選手が多かったので良かったかなと思います。投手は“ストライクゾーンで勝負しよう”ということを話していたので、ストライク先行の投球ができたので良かったかなと思います。当たり前ですが、野球は最後のイニングで1点多ければ勝てるゲーム。いかに点を取るかなので、その部分を社会人の中でもっと追求して、逃げずにチャレンジしていかなければいけないですよね。そういう意味で“10点を取るんだ”と言っています」

佐藤亜蓮(TDK)

「緊張はあまりなく楽しんで投げること、すごくいい相手なので自分にプラスになるような試合にしようと思って投げられたので良かったです。課題として持っていたのはゾーンで勝負すること。ストライクゾーンを大きく使ってその中で勝負していく上で、2ストライクから甘くてもいいから、強い変化球を投げたり、ゾーンで勝負することができたりするのかなと思います。今はすごく楽しい雰囲気でやれていると思いますし、今日はすごく強い相手でしたけど、明日以降も大学代表の人たちに勝てるように、みんなで楽しくやれたらいいなと思います」

石井巧(NTT東日本)

「合宿2日目ですが、食事の時やいろんなところでコミュニケーションを取っているので、チームの雰囲気はとてもいいと思っています。国際大会は初めて対戦する投手ばかりなので、消極的になっていてもいい結果は生まれないと思って、練習試合もファーストストライクから積極的に振ろうと決めて打席に入っていました。自分を含めてまだちょっとみんな固い部分があると思うので、もっと勝つんだという気持ちを持って挑んでいきたいです」

田浦由亮(ミキハウス)

「昨日のミーティングで考え事をしすぎないという話があって。最近、自分の調子が悪いのはそれが原因かなと思って、考えすぎないようにしていました。(タイブレークでの一打は)10点取ることが目標とチームで言っていたので、とりあえず何としても1点を取ろうという気持ちで入りました。考えすぎないことで積極的に振りに行くことができました。明日以降も変わらず打席では考えすぎず、チームに貢献できるように頑張りたいと思います」

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