今大会の侍ジャパン社会人代表24名中最年少の若干19歳。今年・佐野日大高を卒業し、名門・JR東日本に入社した黄金ルーキー左腕である。
182センチの長身からしなやかに強く腕を振るフォームが特徴的。昨年のセンバツではエースとして佐野日大高のベスト4進出に貢献。最速145キロの速球と曲りの大きいスライダーが次々と決まった初戦・鎮西戦での12奪三振完封勝利は、高校生の域を超えるスケール感に満ちていた。
二季連続甲子園出場を目指した夏は作新学院に敗れたものの、JR東日本に入社するとオープン戦から着実に実績を重ね3月のJABA東京スポニチ大会でメンバー入り。現役高校生にして公式戦初登板となった富士重工業戦では速球とスライダーのコンビネーションで5イニング7奪三振と鮮烈なデビューを飾った。都市対抗東京都予選でも2次予選の敗者復活戦2回戦・NTT東日本戦で好投。第2代表決定戦の明治安田生命戦では先発で初回に5失点という痛みも味わったが、高卒1年目としては出色の結果といえよう。
「非常に能力が高い投手で、注目していた1人でした。会社の期待を背負って投げた第2代表決定戦で屈辱の結果に終わった悔しさを、どうつなげていくかが彼の成長につながると思っていました。」8月に行われた選考合宿で田嶋を抜擢した理由を侍ジャパン社会人代表・安藤強監督はあえて厳しい表現を交えてこう語った。
都市対抗本戦では登板機会を得られなかった田嶋にとって、この「第27回BFAアジア選手権」は、自らの価値を改めて周囲に示す絶好の機会。正式競技復帰が実現した暁には「2020・TOKYO」金メダルも見据える好左腕は「社会人黄金ルーキー」の評価を「アジア屈指の左腕」へ引き上げるべく、一球入魂で臨む。
- 投手
- 11 山岡 泰輔(東京ガス) 選手紹介
- 14 田嶋 大樹(JR東日本) 選手紹介
- 15 近藤 均(王子) 選手紹介
- 16 近藤 大亮(パナソニック) 選手紹介
- 17 片山 純一(JR東日本) 選手紹介
- 18 酒居 知史(大阪ガス) 選手紹介
- 19 佐竹 功年(トヨタ自動車) 選手紹介
- 20 鮫島 優樹(三菱重工広島) 選手紹介
- 21 阿部 正大(TDK) 選手紹介
- 捕手
- 9 足立 祐一(パナソニック) 選手紹介
- 10 木下 拓哉(トヨタ自動車) 選手紹介
- 22 國本 剛志(三菱重工広島) 選手紹介
- 27 中野 滋樹(JR九州) 選手紹介
- 内野手
- 4 渡邉 貴美男(JX-ENEOS) 選手紹介
- 5 川嶋 克弥(Honda熊本) 選手紹介
- 6 多幡 雄一(Honda) 選手紹介
- 7 原田 拓実(日本生命) 選手紹介
- 8 川戸 洋平(Honda) 選手紹介
- 23 中山 悠輝(東京ガス) 選手紹介
- 25 西川 龍馬(王子) 選手紹介
- 外野手
- 1 藤島 琢哉(JR九州) 選手紹介
- 2 田中 允信(JR九州) 選手紹介
- 3 中村 毅(Honda鈴鹿) 選手紹介
- 26 林 稔幸(富士重工業) 選手紹介