座ったままの二塁スローイングでも1.9秒台のタイムをたたき出す爆発的な強肩を有するいなべ総合学園の大黒柱。この肩に代表されるように自由闊達なプレースタイルが一見、目を引くが、その一方で夏・甲子園2勝の原動力となった緻密なリードも持ち合わせる。
愛西市立佐織西中では稲沢リトルシニアで活躍した渡辺は、いなべ総合学園進学後は尾崎 英也監督の下で「野球ノート」の記入などを通じ、深みのある野球理論学び、2年秋に正捕手として公式戦10試合で34打数15安打・打率.441、8打点の活躍で、東海大会準優勝に貢献した。
翌年のセンバツでは初戦で後に準優勝を果たした高松商相手に、売っては8回表に追加点となる適時打を放ち、守っても終盤まで敵を苦しめる好リード。最後は延長10回サヨナラ負けを喫したものの、この敗戦を契機に配球や投手の状態を把握する術を磨き、夏の三重大会では4人の投手の持ち味を引き出す繊細なリードと、15打数7安打4打点・打率.467を記録した強打でチームを春夏連続甲子園出場へ導いた。
甲子園でもそのリードは冴え、鶴岡東・山梨学院と強打のチームを抑え込み、敗れた3回戦・秀岳館戦でも終盤まで1対2と互角の勝負を演じた。
侍ジャパンU-18代表が戦う国際大会で求められるのは「対応力」。勉強と経験に裏打ちされた渡辺 雄太の持ち味は、国際舞台でますます輝きを増すはずだ。
第11回 BFA U18アジア選手権
大会期間
2016年8月30日(火)~9月4日(日)
オープニングラウンド
8月30日(火)13:00 日本 19 - 0 香港
8月31日(水)19:30 チャイニーズ・タイペイ 0 - 3 日本
9月1日(木)13:00 日本 35 - 0 インドネシア
セミファイナルラウンド
9月2日(金)19:00 日本 8 - 0 中国
9月3日(土)19:00 韓国 1 - 3 日本
決勝
9月4日(日)19:00 日本 1 - 0 チャイニーズ・タイペイ
※試合開始時刻は日本時間です(台湾:時差+1時間)
開催地
台湾・台中
参加国
日本、チャイニーズ・タイペイ、韓国、中国、香港、タイ、フィリピン、インドネシア関連情報
侍ジャパンU-18代表の監督、コーチが決定壮行試合
8月27日(土)「侍ジャパン壮行試合 高校日本代表 対 大学日本代表」
QVCマリンフィールド
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壮行試合は大学代表が5対0で高校代表に勝利!収穫と課題を手にアジアの頂点へ!
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