最速150キロ、常時140キロ台のストレートに加え、カットボール・フォーク・カーブを自在に投げ分け、守備から攻撃への流れを確実に作る今季の高校球児を代表する大型左腕。
箕面ボーイズではボーイズ日本代表の一員として世界大会優勝を経験。鳴り物入りで履正社に入学すると1年夏から登板機会を得て、大阪大会準決勝ではその年に甲子園優勝を果たす大阪桐蔭に8イニングを投げて1失点。早くもと将来性の高さをアピールした。
ただ、1年秋は大阪大会5回戦でPL学園に敗れ、2年夏も初戦で大阪桐蔭と対戦し5失点で敗退。2年秋も大阪大会3位決定戦で敗れ近畿大会出場を逃すことに。この3つの敗戦が寺島を大きく変えた。自慢のストレートを磨くことをテーマに取り組んだことでこの春は圧巻の投球を見せ近畿大会優勝。最後の夏も大阪大会で、29イニングを投げて43奪三振わずか1失点の快投で、チームとしては6年ぶり、自身初の甲子園出場を決めた。
そして甲子園でも寺島は初戦の高川学園戦で直球主体の投球で9回1失点、11奪三振で完投勝利。2回戦では横浜と対戦。この試合では、2度の雨天中断後によりフォーク、カットボールの割合を増やし、強打の横浜打線を1失点完投するクレバーさも示す。3回戦の常総学院戦でリリーフとして登場。7回3分の2を投げ3失点、7奪三振の力投ながら、勝利には届かず。それでも胸を張って甲子園を去る姿は世代を代表する左腕にふさわしいものであった。
侍ジャパンU-18代表でも当然、大きな期待を担う寺島。今度は日本のエースとして、自らの本来持っている実力を出し切り頂点への階段を着実に昇っていく。
第11回 BFA U18アジア選手権
大会期間
2016年8月30日(火)~9月4日(日)
オープニングラウンド
8月30日(火)13:00 日本 19 - 0 香港
8月31日(水)19:30 チャイニーズ・タイペイ 0 - 3 日本
9月1日(木)13:00 日本 35 - 0 インドネシア
セミファイナルラウンド
9月2日(金)19:00 日本 8 - 0 中国
9月3日(土)19:00 韓国 1 - 3 日本
決勝
9月4日(日)19:00 日本 1 - 0 チャイニーズ・タイペイ
※試合開始時刻は日本時間です(台湾:時差+1時間)
開催地
台湾・台中
参加国
日本、チャイニーズ・タイペイ、韓国、中国、香港、タイ、フィリピン、インドネシア関連情報
侍ジャパンU-18代表の監督、コーチが決定壮行試合
8月27日(土)「侍ジャパン壮行試合 高校日本代表 対 大学日本代表」
QVCマリンフィールド
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壮行試合は大学代表が5対0で高校代表に勝利!収穫と課題を手にアジアの頂点へ!
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