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"世界の野球"ヒマラヤを北に望む国ネパールの野球「楽天イーグルスとの対戦」

2018年8月3日

文・写真=NPO法人ネパール野球ラリグラスの会(小林 洋平)

 去る6月30日から2日間に渡り、楽天イーグルスの練習場、仙台のウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉で楽天イーグルスのファームチームと北海道ベースボールアカデミー(出合祐太代表 以下、HBA)の育成試合が行われた。HBAはラリグラスの会とも協力関係にあり、昨年はニスチョル・ケーシー選手が約3ヶ月間に渡りHBAで研修を行いお世話になっている。そして今回、ネパール代表のエースであるイッソー・タパ投手(以下、イッソー)も縁あってHBAの選手と共にこの試合に出場することとなった。

 ファームの育成試合とはいうものの、楽天イーグルスのメンバーにはオコエ瑠偉選手や聖沢諒選手といった1軍でも活躍している選手も名を連ねていたほか、かつてイッソーが所属していた06BULLSと同じベースボール・ファースト・リーグの兵庫ブルーサンダーズ出身の向谷拓巳選手も出場していた。

 イッソーは7月1日に行われた試合の6回から登板し、2イニングを投げ、1イニング目こそ1点を奪われたものの、2イニング目は0点に抑えた。被安打は4だったが、2つの併殺を取るなど、打たせて取るピッチングでまずまずの内容であった。独立リーグでプレーしていた頃と比べると球速こそ落ちてはいるが、国際大会や現在所属しているナインフォース(奈良県の社会人公式野球クラブチーム)で経験を積んできた今の方がマウンド度胸や自信もついてきて、投手として成長しているように感じた。立ち上がりこそ若干の緊張感はあったものの、NPBの打者に対しても臆することなく真っ向勝負で、むしろ対戦を楽しみながらピッチングを続けていたし、その様子は観ている私たちにも伝わってきた。

 試合後、イッソーに話を聞くと、「自分のピッチングがどこまで通用するか不安だったけど、2つのダブルプレーが取れたし、ピンチになっても落ち着いてピッチングができたかなと思います。とにかくめちゃくちゃ楽しかった。」と笑顔で語っていた。

 登板の中では、オコエ選手とも対戦した。実は、イッソーは2年前に当時新人だったオコエ選手と会う機会があり、それ以来、イッソーはいつかオコエ選手と対戦したいという想いを持ち続けていた。そして今回、偶然にもオコエ選手がファームで調整中ということもあり、対戦が実現することとなった。

 今回、イッソーは「大変貴重な経験をさせていただいたし、機会があれば、ネパールや他の国の選手たちにもこういった場を体験させたい。私も東京オリンピックの予選(西アジアカップ2019)に向けて、より一層努力していきたい。」とも言っていた。楽天イーグルスや北海道ベースボールアカデミーを始め、お世話になった皆様に感謝申し上げたい。

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